〜6/6

第一志望の最終面接のひとつ前の面接を終えたけど手応えは一切なく、だからといって次のエントリーのために準備をする気力もないから四日間くらい本当に何もしていない。朝方寝て昼に起きてご飯を食べたら夜まで寝ている。どれだけ何もしていなくても何もしていないことに飽きなくて我ながら驚く、まだまだ何もしたくない。どうしよう。

ここ最近良かったもの。

カネコアヤノ単独演奏会2022春@中野サンプラザ5/13

弾き語りの単独は初めてだったけどめちゃくちゃ良かった。これからも行こうと心に決めた。武道館あたりから照明チームが覚醒していて今回も素晴らしかった。「わたしたちへ」アウトロで徐々にカネコアヤノに当たる照明が逆光になっていき、彼女の真っ暗なシルエットが客席でそれを見つめている「わたしたち」の中のひとりへと溶け込んでいく演出には鳥肌がたった。ここで初めて聴いた新曲もこれまた本当によくてだらだらと泣いてマスクをびちょびちょにしてしまった。「いいんだよ」という歌詞の音程と発声を今でも鮮明に思い出せる。「わたしたちへ」と今回の新曲を聴いていて、今までよりも、他者にとっての支えになることを引き受けているような歌詞が目立つようになったなと思った。「よすが」での、じっと夜明けを待つような内省が詰まった言葉たちからもっとひらけていっているような感覚。変化していくさまを見つめていられるのも幸せなことだなと感じる。リリースを楽しみに待つ。

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UlulU「UlulU」

Twitterで見かけたあるアカウントの、Apple musicのプレイリストがめっちゃツボで勝手に見にいっては新しい音楽をそこから取り入れてるんだけど、この曲もそのひとつ。どこの誰だかわからないあのアカウントに感謝。ボーカルの声がとにかく心地いい。特に「愛の讃歌」が大好き。これは歌詞だけオリジナルなのか、「あなたは王子様 私は白馬」ってめっちゃいい。このアルバムは「せかいを」から始まるんだけど、この歌詞を宣誓のように一曲目に持ってくるあたりにかなり信頼できるものを感じてしまう。

せかいを

せかいを

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男性ブランココントライブエドガーラビット」

ヘッジホッグホッジグッへから四つのコントライブを見ているけど、その中でもかなり好き。マカベさんの出てくる「引越しの挨拶」は反響が凄まじそう。あの後の二人のことを考えずにはいられない。どれだけマカベさんとスミダが仲良くなれても三日で別れが来るのかと思うと悲しいし、マカベさんのもう一つの人格は何を考えているのかもっと知りたい。私の思う「良いコント」の定義は「ネタとして演じられた前後にも彼らの人生があることを想像できるコント」なんだけど、そのど真ん中をついてきた感じ。

ワラムゲ!5/30

着いたら入場列がめちゃくちゃ並んでて何事かと思ったら、発券機が故障して開始時間が遅れていたらしい。5分遅れくらいで入場したら出演者にいないはずのトレンディエンジェルが前説をして時間を調整してくれていて、逆にラッキーな回だった。男ブラは「親子」が見られて嬉しかった。サンシャインの帰り道のコントがすごく良くて、もっと見てみたいと思った。コントライブ「優勝」でも満場一致で優勝してたみたいだし、KOCへの期待が膨らむ。

ダウ90000単独ライブ「10000」

すごかった。もうとにかくすごかった。テンポのはやい会話劇もあればシュールな空気感のもの、システムのあるものまで、あれだけ違う角度からのアプローチのコントが書ける&演じられるのすごすぎる。「即興」がすごく好きで、カテコで蓮見さんが言っていたことだけど暗転で自然と拍手が起きていたのも良かった。

 

ここ最近みて良かったネタ動画はこのへん。

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映画「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46

これに関しては、良かったというか、ここまで気持ちの悪いドキュメンタリーもなかなか無いんじゃないかという意味で観ておいてよかった映画でした。多分「こうしておけば」みたいな瞬間は数えきれないほどあったのに、大人もメンバーももしかすると平手自身も、ゆっくりと破滅に向かうのを期待しているように見えるから怖い。みんなおかしい。「アイドル」の形として、決して美談にしてはいけないしこんなのは伝説でもなんでもないと思う。思うんだけど、”欅坂46の”平手のパフォーマンスや生き様に、何かを投影して生きがいにしていたファンもたくさんいたのだろうなというのは彼女が舞台に立つ姿を見ていれば簡単に想像できてしまって、それを否定するのも違う気がするから本当に難しい。個人的に欅坂は「二人セゾン」までが良い思い出です。「手を繋いで帰ろうか」も好きだった。

映画「フィールド・オブ・ドリームス

若林と男ブラ平井さんがすすめていたから観た。めっちゃいい。こんなに訳がわからないのに、訳がわからないほどなんか嬉しくてずっとニコニコしてしまう。この球場みたいに、かつて好きだったアイドルやバンドが蘇る舞台があったら、って考えたらそれだけで泣きそうになってしまう。私はSAKEROCKの武道館でのラストライブで星野源が放った「次のライブは、あの世で。」という言葉をずっと抱きしめてる。

漫画「水は海に向かって流れる」

登場人物が限られている中でも関係がけっこう複雑だから、三巻まとめて一気に読んでよかった。じゃないと混乱してしまいそう。ラストが個人的には結構意外で、でもそれもまた良いなと思えた。ドラマ「それでも、生きてゆく」と同じ構造を感じた。

 

あとはA子さんの恋人を久々にしっかり読み返してどう考えても人生ベスト漫画だなと胸いっぱいになってた。来月は青森に旅行に行く予定を立てたから楽しみ、柴田聡子のライブと岡野さんの単独ライブにも行くし、もっともっと楽しみな予定を増やせたらいいな。

5/18

・「星野源オールナイトニッポン」5/11&「いのちの車窓から」6月号

今週の星野源ANN、最後の生放送部分がさりげなくもぎらりと光る良い回だった。その後コラムを読み、つくづく星野源、すげ〜〜〜〜〜太刀打ちできね〜〜〜と思った(そもそも太刀打ちできる必要もないけど)。

まず「いのちの車窓から」について。テーマは「やりなおせるなら」。しっかり心当たりのあるところ全てに言及がされていて驚いた。きっと私が想像するよりもっと勇気の要ることだと思う。ラジオネームについては、パタリとやめたのが確か2020年の半ばくらいで、当時はうちで踊ろうのことやBLMがあり、荻上さんと星野源が親交を深めたのもこのあたりで色々きっかけがあったのだと踏んでいる。どうしてやめたのかは普段の活動とか考え方の変化を見ていれば十分に想像できたから、本人からこのことについて説明があるなんて特に期待もしていなかった。でもちゃんと言葉にしてくれた(またそれがラジオという聴取期間の限られた音声媒体を主体とせずに雑誌のコラムで文字にしっかり残しているという場所の選択も聡明すぎる)。

星野源はいつも、ほしい時にほしい言葉をくれる人だ。同じようなことを思ったのはアルバム「POP VIRUS」の発売前後のときで、「愛してる」という言葉の捉え方の変化についての話が印象的だった。生きていれば変わらない訳がなくて、今まで星野源が「そっちの扉の前には荷物があるから」と選ばないでいた扉があったとして、でもそちらにやっぱり進もうと思った時に、彼は扉の前の荷物を踏んづけて通るのではなく、整理して、道を開いてから進む。その背中を追う人は「まだ荷物あるじゃん!」なんて思うことなく、戸惑いなくあとに続くことができる。言葉にしてもなお届かない人、そこで踵を返してしまう人だっていたかもしれないけど、私は度々くれる言葉をいつも聞く姿勢でいたし、言葉があったからずっと好きでいられているのだと思う。

そしてANNについて。コラムの感想メールがとても素敵だった。私も「全員には寄り添えないよ」とこぼした日の、その声色をすごく覚えている。調べたら2018年の放送だった。彼は他人に寄り添おうとするのではなく、「自分を裏切らない自分の在り方」をずっと探し続けている。まず自分に寄り添う。変わることから逃げないその動機が他人のためではなく自分のためであることがすごく健康的で、そのさまに安心する。私が彼を好きでいられているのは、言葉をくれるというのともう一つ、どうしたって自己犠牲を強いられてしまうような立場にいても、「自分」を大切にしてくれているとわかるからだ。あらゆるものを背負って、犠牲にしているものなんてきっと沢山あるんだろう。でも諦めたくないたった一つのものを守るために、潔く沢山のものを諦められるところが強さであり、彼の嫌がる「誠実さ」だ。

 

二つあわせて、彼を改めて好きだなと思う良い回だった。「リスナーなんてうんちだと思ってるからね!」直後の寺ちゃんの盛大なツッコミには笑っちゃったけど、ラジオを敬愛する人間としての矜持を感じ、なんだかぐっときてしまった。

 

なんかほんとうに、星野源という人間は一人では到底抱えきれないはずの量のものを抱えてここまで走り続けていて、いつその歩みを止めたっておかしくないと私は思っているんだけど、だからこそ、明日どうなるかわからないような「好き」が、毎日少しずつ続いていることが嬉しい。何かの拍子で大嫌いになってしまうことがあっても、そこまで積み重ねられた「好き」を疑いはしないと思う。たぶん。「好き」って気持ちは、「いつだって嫌いになれる余裕」なのかもしれない。

 

最後にこの歌を貼る。

サピエンス

サピエンス

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〜5/12

4月の半ばからここまでにかけて出会ったよかったもの。

 

・ドラマ「消えた初恋」

癒された。正直なところ青木が井田への想いを自覚?するまでの1〜3話くらいがピークではある。でも最後までとにかくかわいかった。道枝くんと目黒蓮の演技、上手いかどうかはわからないけどすごく真摯に演じている様に心打たれた...最終話の井田からの告白を何回も見返してる。あの瞳すごすぎ。

完走後みごとに「♡目黒蓮♡」(規定外うちわ)になっちゃったのでSnowManのダンプラを見まくっていたら「EVOLUTION」の宮舘が良すぎてびっくりした。普段自分が好んでいるダンサーは華奢なスタイルを活かしてエレガントに踊る人だけど(ジミン・ニキ・川尻蓮・古瀬直樹あたり)、このゴージャスな踊りもとても好き。

 

・キスマイのYouTube

突然MVがめちゃくちゃ出てて驚く。うれしいそして懐かしい。「perfect world」「キミとのキセキ」「SNOWDOMEの約束」「最後もやっぱり君」あたりが曲としてとても好きなやつ。好きなMVは「Shake It Up」一択。"""完璧"""な藤ヶ谷太輔を楽しめる。当時(10年前!)気が狂ったように何百回も再生した。キスマイは個々の歌声が合わさったときの7人のバランスが特別良いと思う。最近の「Luv Bias」然り。

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Official髭男dism「ミックスナッツ」

SPY×FAMILYの1話を観た時に初めて聴いて「胃がもたれてゆく」って変な歌詞だなとぼんやり思っていたんだけど、2話3話と観るにつれて意味にじわじわ気づき震えた。ロイドが抱く、満たされることへの煩わしさ、しかしそれに引き換えてでも手放したくない人がいるという事実。一見マイナスな言葉が「幸せだ」と歌うよりも幸せを歌ってしまうことがあるなんて。

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村上春樹「沈黙」

高校の教科書に載っていて、授業では取り扱われなかったけど授業中に勝手に読んでから記憶の片隅にずっと残っていた文章を、ふと全文読みたくなって調べたらこれだった。やっと買って読んだ。やっぱり面白かったし、なんか少し元気がでた。

 

Podcastマユリカのうなげろりん!!」

聴いたら絶対ハマるよなと思っていたけど案の定だった。ハライチの地元トークが好きで、関ジャニ∞の中では松原.(すばると村上のコンビ)(8uppersライブのすばるから村上に向けたラブレターの一節「僕がおっさんの真似をするとあなたがすごく嬉しそうに笑うので、僕は調子に乗ってあなたにしか分からない物真似をあなたの為だけに一生懸命やっていました。」は後世に語り継がれるべき名文)が一番好きな自分にとって3歳からの幼馴染コンビなんて好きに決まっていた。中谷の語尾上がり母とドブイタチのモノマネにいつまでも笑えるし、阪本が推しと対面する最新回はもらい泣きした。今マユリカを見てると自然と口角上がる。

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しんどすぎる時に心の中の「サラリーマン(男ブラのコント)」のさあさんに「ゲボカスだよお!!!」って叫んでもらってるんだけど、そこに阪本の「無理やんこんなことではぁ!!!」が加わりました。ていうか33期って霜降りも含め天才だらけだ。

 

・トニーフランク「喫茶店のモーニングで」

ショートバージョンが公開された時からめちゃくちゃ好きでよく聴いてたから音源化助かる。フルも良かった。

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・オオクボリュウ個展「STRUGGLE IN THE SAFE PLACE」

待ちに待った個展だったからどうしても行きたくて、最終日に駆け込んだらご本人がいてお話もできてとても嬉しかった。展示も空間ごと作品にするぞという気概がすごくて、卒制とかを控えている今、インスタレーションの大切さを思い知った。

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「来るべきデザイナー」を買って読んでいるんだけど、ちょうどSNSとかで知って興味を持っていた人たちがたくさん取り上げられていてかなりワクワクするラインナップ。編集をしている方とは本人の卒展の時にお話ししたことがあって、今こうして本を手に取っているのもすごいことだなと思う。

 

あとは今週の星野源ANNと「いのちの車窓から」にかなり痺れたのでそのことも書きたい、けど長くなりそうなので次のエントリーで。明日のカネコアヤノの弾き語り楽しみだな。

〜5/4

ひとつ前のブログが笑っちゃうほどに暗い。それからしばらくは文章を書く気にもなれないでいたけど、今日(5/3)みたテレビが思いがけずよくて久々にここへきた。

 

・「プロフェッショナル仕事の流儀 小栗旬スペシャル」

めちゃくちゃよかった。約75分見入ってしまった。小栗旬について、個人的には特別好きだ!と思ったこともなければあまり人柄も知らず「人脈が広くて"強"そう」くらいのイメージだったのが、かなり変わった。

あくまで他者の存在が先にあって、他者のために生きる。削る。俳優という、役柄を自分に容れ続ける職業の人特有の「捉えられなさ」がありありと見えてくる。そうして生きてきたからこそ、「自分」について聞かれると「無い」と答える。そこで、番組は"問う"という姿勢から"対話する"姿勢へと形を変えていく。ディレクターは、小栗旬と二人で「小栗旬」に密着する。その流れが美しかった。

人は一人では存在していなくて、「その人らしさ」も存在しないと思っている。ただ相手と向きあった瞬間に、二人の間に生まれるものはある。言うとすれば、相手ごとに形の違うそれらが合わさって混ざり合ったものは「その人らしさらしきもの」かもしれない。でも本質的には無い。今回映っていた「小栗旬らしさ」は相手が和田さん(ディレクター)の場合のものであって大きな意味でのそれは撮れていない。でも無いのだから当然で、むしろ「小栗旬らしさらしきもの」を撮るより誠実で正直だった。

番組終盤、「プロフェッショナルとは」の質問に対し、小栗旬は答えない。和田さんが送った「ラブレター」と、語った「小栗旬像」がすべてだからだ。これもあまりに完璧で唸った。最後の最後まで貫く小栗旬の確固たる空虚さ。「無い」こともひとつの在り方だ。

 

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ここ数日で出会ったドラマとかラジオとかあるにはあるけど書きたいこと書けて気が済んだからいいや。最近よかった音楽を貼って終わりにする。

 

センチメンタル・ジャーニー

センチメンタル・ジャーニー

  • 田我流
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
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4/7〜4/16

やらなきゃいけないことが山ほどあるのに加えてあれもやっておいたほうがいいのではないかみたいな焦りが仁王立ちしてきてやらなきゃいけないことにも辿り着けず頭が真っ白になって動けないみたいな時間があまりにも多いです。しんどい。

学校への行きに決まってお腹が痛くなり、改めてどんだけ嫌なんだよと自分に対して引いてしまう。

作業中に何かを聴くにも新しいものに手を出す余裕もない。だから去年のキングオブコントとかネトフリに入ってきたチェリまほを流していた。チェリまほ、映画版は今のところあまり観る気がないけど、やっぱり本当に好きなドラマ。「人を好きになること」の手前にある「自分で自分を好きになること」についての話だと思う。そして黒沢の安達への愛情に感じる「見ていてくれる人がいること」のぬくもり。町田啓太が黒沢を演じてくれた奇跡(奇跡)にこれからも感謝し続ける。

 

星野源「喜劇」

音がめっちゃ好きだ。「あの日ほどけた 淡い呪いに」の間に響くビャン!みたいな音を聴くためにリピートしてしまうくらい。あの音はなんとなくタクヨシムラの「素晴らしい馬鹿と最高の音楽が〜」のジングルを彷彿とさせる(久々にきいて笑った)。歌詞は新たな気づきがあるというよりかは私にとって居心地の良い、いつもの彼の言葉だなという感じ。聴いてすぐに「pair dancer」と「KIDS」を混ぜたらこの曲と近い色ができそうだなと考えながら目にした「SPY×FAMILY」の登場人物三人のたたずまいにハッとした。まさしく二人の大人と一人の子供だった。ついでに言うと「KIDS」のラスト8行の歌詞たまらなく大好き。

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男性ブランコ平井に聞く

おもしろかった。小林賢太郎カジャラの「一握の砂」を思い出す。「壊されど 壊されど 幾度も掴む 一握の砂 壊される前より 必ず良くなる 壊されなければ 自分で壊せ」。窓ガラスが割れて涼しい風が吹き込んでくるように、長い間築き上げてきたものが崩れ去って初めて柔軟な発想が生まれることもある。そしてこれを観ると改めててんどん記の「家族記」は男ブラにとってたいせつなコントじゃないかと気づく。そういえばあのコントも最後に、時間をかけて書き上げた論文が風に飛ばされていくんだった。

 

・さよなら絵梨

すごい。としか言えない。

Twitterで出会った漫画で好きなやつ三つ↓

omocoro.jp

yamauta.o0o0.jp

 

・ぞうのマメパオ

冒頭の「ぎゅ〜〜〜〜」で泣き。読んでいたときの気分が最悪だったのもあるけどずっと泣きながら読んでいた。裏表紙が素晴らしすぎる。

 

苦しいときの特効薬として「A子さんの恋人」七巻と星野源「くだらないの中に」「未来」を常備している。「未来」は高校時代、布団の中で大音量で聴いていた。その頃の感情がまだこの曲で疼いている気がして、それが今の私に寄り添う。この頃から何も変わっていないからだ。

時間が経つにつれて過去を否定してしまう。ほんとうはそんなことしたくないのに。ネガティブすぎる自分の性格に嫌気が差す。口にしてはいけないようなことばかり考えている。人に言ったら嫌われるだろうから自分の中に押し込めるけど、そうしているといつまでも身体を侵食してくる。どちらにしろいいことがない。好きな人やもの以外に何も楽しいと思えず、何も面白いと思えない私がこの先どう幸せになれるというのだろう。未来を信じているだけでは疲れた。頭が痛い。誰にも言えない。

 

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3/31〜4/5

・3/31空気階段第5回単独公演「fart」

劇場で単独を観劇するのは初めて(前回のannaがコロナにならずに開催できていれば2回目だった)で嬉しかった。照明衣装セット映像、どれをとってもとにかくお金のかけ方が以前とは大違いで、これがキングオブコント王者なのだと感じてそれだけでうるうるした。どのボケもドッカンドッカンウケて、会場も大きいから笑い声が響き、幸せな空間だった。一本目の「東京」が公演全体の軸になりつつ、今回が各地の会場を巡る初めてのツアーだということも含んでいてかっこいい。大学生時代のかたまりが成仏するシーンは本当に胸がいっぱいになった。希望すぎ。1番笑ったのは「ハイスクールクイズ群馬予選決勝」。

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・Vaundy 「恋風邪にのせて」

適...検査の会場で初めて聴いて、良すぎて終わったらすぐに調べた。詳しくないけど色んな歌いかたができる人なんだな。

オカモトコウキ「愛は幻」

これ聴くと続けてOKAMOTO'S「偶然」も聴きたくなる。いい声。

 

柏木ひなた私立恵比寿中学を転校する。本当に誇れるほどは追っていないけど、確実に好きなグループで、柏木ひなたの声が大切だった。また歌が聴けるとしても、グループの歌の中にいる声とそうでない声って確実に違うから寂しい。すばるの声や手越の声がもうそれぞれのグループの歌から聴こえないことが今でも寂しいように、簡単には消えない気持ちになってしまうんだろうなと思う。仕方がないこと。

 

・そしてカネコアヤノバンドからドラマーのBobさん脱退の知らせ。抱擁のいちばん最初の音、アーケードの「ワン、ツー、スリー!」、ごあいさつの口笛が聴けなくなるのだ。そして何より、次の曲へとかけだすときにうしろを振り返るカネコアヤノの後頭部を見ながら、きっと笑ってるんだろうなって想像することが好きだった。この間いきおいでチケットを取って良かったと心の底から思った。すべてはいつ変わってしまうかわからない。もう何度もこういう思いをしているけど。新鮮に思い知らされる。

 

・ここ数日は私の中では珍しく、色んな関係の人に立て続けに会った。友だち家族先輩仕事先の人など。あらゆる刺激を受けて、良くも悪くも感情が散らかった。

この間飲み会に参加していたときに、この感覚身に覚えがあるなとなって思い当たったのが「ジェットコースターに乗(らされ)るときの感覚」で悲しくなってしまった。みんなが心の底から楽しそうにしていることが私にはまったくわからず、困惑する時間。ただ昔は一つも乗れなかったジェットコースターも私なりに克服していってるから、飲み会についても逃げずに、たまに迷惑をかけたりノリ悪いななどと思われたりしながらもなるべく参加する。今はそうするしかないのだと思う。楽しいと思えない自分の感覚を否定するのは健康に悪いし、ただ責めるのだけではなにも変わらない。一度私の感情は私が引き取るから、私はその次の話をすること。拗ねる役も励ます役も自分でやってて忙しすぎるけど世の中のみんなもきっと黙ってやっている。

人生長いことやっているのにいつまでも一人であることに慣れない。いや、一人であることに「成」れないから苦しいのか。どうしたって私は一人ではない。それが希望にも絶望にもなる。

3/14〜3/24(3/28更新)

就活中につき、このブログをじっくり書いていられる気分でもないが書きたいこともあるみたいなここ最近。忘れないうちによかったものやことをメモしておく。余裕ができたら文章も足したい。(3/28に更新)

 

 

○お笑い

3/14 「ワラムゲ!」

初∞ホール。小さくて見やすくてめっちゃ良かった。男性ブランコもおもしろかったけど何よりレインボーに笑った。

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レインボー「キレイだ」

これ真剣に見ると泣きそうになる。

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ダウ90000「ピーク」

ダウ90000は本公演が好きで、コントのネタでこれが好き!ってあんまりなかったけどこれに決まった。去り際にパス出す余裕のある蓮見さんのとこ笑う。

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海老車「立てこもり」

めちゃくちゃハラハラするからすごい。サムネイルが結構ネタバレのような気がするけどいいのだろうか。

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男性ブランココントライブ「変身大阪ウミウシ

「トントン」「手品」が好きだった。「トントン」の、「真白(ましろ)なシャツをおろしたのが嬉しくて、歩道橋を渡ってきたんだ」っていう描写の瑞々しさ。なんていうかカネコアヤノの音楽を聴いてるときと同じような感情になる。

霜降り明星の校内放送ジャック

何気なく観たらあたたかい気持ちになった。霜降りの良さがいかんなく発揮されててすごい。せい八先生の「人生とは」の話普通に涙でた。

 

○場所

SPBS本店

ワラムゲの前に行ってきた。渋谷はよく行くのに、微妙に歩くからなんとなく言ったことなかったのを後悔するくらい開けた居心地のいい感じの本屋だった。またじっくり行きたい。

 

 

○映画

ドライブ・マイ・カー

観賞後しばらく経ってからの感想。テーマとしては感情に折り合いをつけて、前に進む希望のある物語だったはずなんだけど、この映画を観た日はたしかちょっと落ち込んだ。落ち込む映画がよくない映画とは思わないからそれはそれでいいと思いつつ、どうしてだろうと考えていたら時間が経ってしまった。

やっぱりみさきのことだろうか。どうしても家福を癒す存在としてただ置かれていた気がしてしまう。家庭環境や経済的な面においては、表面的な比較の仕方をしてしまえばみさきは家福より圧倒的に苦しい状況にいるのに、いまいち映画自体が彼女の内面に触れていかない。だから観ている側(私)としてはつい家福に感情移入してしまっていて、そのことを自覚したときにちょっとショックを感じたのかも。「感情の折り合いの付け方」において家福という「男性」とみさきという「女性」で違うということを映画が狙って描き分けているのか、私が勝手に性別で区切って見てしまっていたのかわからなくなるのも不安になった。それから映画の中でのセックスが厳かな儀式として扱われすぎててちょっとウケちゃう感じもあった。そんな神のお告げみたいな…原作読んでないけどここは村上春樹要素なのかもしれない。

岡田将生の演技が凄すぎた。車内でのシーンかなり記憶にこびりついてる。濱口竜介の作品を観ているとき特有の、「観賞」ではなく「体験」している!っていう感覚になるやつのピークだった。高槻という存在のわからなさは結構好き。

映像と音楽はずっと心地いいし、人間の人間らしさがずっと漂っていて、真実はいつもひとつ以上あってもおかしくないなと思わされる。もやもやした部分も含めて語りがいがあり、観てよかったと思える映画だった。それにしても「偶然と想像」は良すぎたし本当に好きだな。

この批評もおもしろかった。

tokion.jp

 

○音楽

・レキシ「マイ草履feat.カネコアヤノ」

・Awich「Queendom」「口に出して」「どれにしようかな」

私立恵比寿中学「ハッピーエンドとそれから」「ナガレボシ」

関ジャニ∞

作業中に急に聴きたくなり、久々に流してたらたまらない気持ちになった。好きな曲はありすぎて書けない。そこから色々思い出して聴きかえしていたのがこのへん↓

・SexyZone 「A MY GIRLFRIEND」

・チキンバスケッツ「私のオキテ」

中島健人「Love風」

山下智久「君の瞳の中に見えた丸くて青い星」「Anthem」「baby baby」「君の風になって」「SUMMER NUDE'13」

 

カネコアヤノのライブ、明日のチケットを買ってしまおうかすごく迷ってる。5月の中野サンプラザはとってあるけど弾き語りだし、バンドセットで新曲聴くの次のバンドツアーまで待ちきれない気がしてきた。ギリギリまで悩みます。

↑チケット買いました行きました。こういうのはだいたい書いてる時点で気持ちが決まっているもんです。

3/26カネコアヤノワンマンショー2022冬@TOKYO DOME CITY HALL

好きな曲、サマーバケーションをライブで初めて聴けて、イントロで嬉しい!と思っていたらアレンジがかっこよすぎてたまらなかった。「手紙」の、「動かせその欲望を」という歌詞が耳に残る夜だった。カネコアヤノの歌を聴くのはもう五回目 (2019/10/19NEWTOWN、2020/10/28WWWXサニーデイとのツーマン、2021/7/6LINECUBE SHIBUYA、11/29武道館)だけど、同じ歌を聴いてもその時々で違う響きかたをするから、とくべつな定期検診みたいな感覚で通っている。というか、往々にして音楽って、私が私と向き合うためにいてくれる「仲介者」だ。

新曲ももう素晴らしかった。歌詞が正確かどうかはわからないけど「変わりたい、変われない、変わりたい、代わりがいない」に泣いた。5月の弾き語りを楽しみにまたなんとか毎日をやろう。