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第一志望の最終面接のひとつ前の面接を終えたけど手応えは一切なく、だからといって次のエントリーのために準備をする気力もないから四日間くらい本当に何もしていない。朝方寝て昼に起きてご飯を食べたら夜まで寝ている。どれだけ何もしていなくても何もしていないことに飽きなくて我ながら驚く、まだまだ何もしたくない。どうしよう。

ここ最近良かったもの。

カネコアヤノ単独演奏会2022春@中野サンプラザ5/13

弾き語りの単独は初めてだったけどめちゃくちゃ良かった。これからも行こうと心に決めた。武道館あたりから照明チームが覚醒していて今回も素晴らしかった。「わたしたちへ」アウトロで徐々にカネコアヤノに当たる照明が逆光になっていき、彼女の真っ暗なシルエットが客席でそれを見つめている「わたしたち」の中のひとりへと溶け込んでいく演出には鳥肌がたった。ここで初めて聴いた新曲もこれまた本当によくてだらだらと泣いてマスクをびちょびちょにしてしまった。「いいんだよ」という歌詞の音程と発声を今でも鮮明に思い出せる。「わたしたちへ」と今回の新曲を聴いていて、今までよりも、他者にとっての支えになることを引き受けているような歌詞が目立つようになったなと思った。「よすが」での、じっと夜明けを待つような内省が詰まった言葉たちからもっとひらけていっているような感覚。変化していくさまを見つめていられるのも幸せなことだなと感じる。リリースを楽しみに待つ。

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UlulU「UlulU」

Twitterで見かけたあるアカウントの、Apple musicのプレイリストがめっちゃツボで勝手に見にいっては新しい音楽をそこから取り入れてるんだけど、この曲もそのひとつ。どこの誰だかわからないあのアカウントに感謝。ボーカルの声がとにかく心地いい。特に「愛の讃歌」が大好き。これは歌詞だけオリジナルなのか、「あなたは王子様 私は白馬」ってめっちゃいい。このアルバムは「せかいを」から始まるんだけど、この歌詞を宣誓のように一曲目に持ってくるあたりにかなり信頼できるものを感じてしまう。

せかいを

せかいを

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music.apple.com

 

男性ブランココントライブエドガーラビット」

ヘッジホッグホッジグッへから四つのコントライブを見ているけど、その中でもかなり好き。マカベさんの出てくる「引越しの挨拶」は反響が凄まじそう。あの後の二人のことを考えずにはいられない。どれだけマカベさんとスミダが仲良くなれても三日で別れが来るのかと思うと悲しいし、マカベさんのもう一つの人格は何を考えているのかもっと知りたい。私の思う「良いコント」の定義は「ネタとして演じられた前後にも彼らの人生があることを想像できるコント」なんだけど、そのど真ん中をついてきた感じ。

ワラムゲ!5/30

着いたら入場列がめちゃくちゃ並んでて何事かと思ったら、発券機が故障して開始時間が遅れていたらしい。5分遅れくらいで入場したら出演者にいないはずのトレンディエンジェルが前説をして時間を調整してくれていて、逆にラッキーな回だった。男ブラは「親子」が見られて嬉しかった。サンシャインの帰り道のコントがすごく良くて、もっと見てみたいと思った。コントライブ「優勝」でも満場一致で優勝してたみたいだし、KOCへの期待が膨らむ。

ダウ90000単独ライブ「10000」

すごかった。もうとにかくすごかった。テンポのはやい会話劇もあればシュールな空気感のもの、システムのあるものまで、あれだけ違う角度からのアプローチのコントが書ける&演じられるのすごすぎる。「即興」がすごく好きで、カテコで蓮見さんが言っていたことだけど暗転で自然と拍手が起きていたのも良かった。

 

ここ最近みて良かったネタ動画はこのへん。

youtu.be

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映画「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46

これに関しては、良かったというか、ここまで気持ちの悪いドキュメンタリーもなかなか無いんじゃないかという意味で観ておいてよかった映画でした。多分「こうしておけば」みたいな瞬間は数えきれないほどあったのに、大人もメンバーももしかすると平手自身も、ゆっくりと破滅に向かうのを期待しているように見えるから怖い。みんなおかしい。「アイドル」の形として、決して美談にしてはいけないしこんなのは伝説でもなんでもないと思う。思うんだけど、”欅坂46の”平手のパフォーマンスや生き様に、何かを投影して生きがいにしていたファンもたくさんいたのだろうなというのは彼女が舞台に立つ姿を見ていれば簡単に想像できてしまって、それを否定するのも違う気がするから本当に難しい。個人的に欅坂は「二人セゾン」までが良い思い出です。「手を繋いで帰ろうか」も好きだった。

映画「フィールド・オブ・ドリームス

若林と男ブラ平井さんがすすめていたから観た。めっちゃいい。こんなに訳がわからないのに、訳がわからないほどなんか嬉しくてずっとニコニコしてしまう。この球場みたいに、かつて好きだったアイドルやバンドが蘇る舞台があったら、って考えたらそれだけで泣きそうになってしまう。私はSAKEROCKの武道館でのラストライブで星野源が放った「次のライブは、あの世で。」という言葉をずっと抱きしめてる。

漫画「水は海に向かって流れる」

登場人物が限られている中でも関係がけっこう複雑だから、三巻まとめて一気に読んでよかった。じゃないと混乱してしまいそう。ラストが個人的には結構意外で、でもそれもまた良いなと思えた。ドラマ「それでも、生きてゆく」と同じ構造を感じた。

 

あとはA子さんの恋人を久々にしっかり読み返してどう考えても人生ベスト漫画だなと胸いっぱいになってた。来月は青森に旅行に行く予定を立てたから楽しみ、柴田聡子のライブと岡野さんの単独ライブにも行くし、もっともっと楽しみな予定を増やせたらいいな。