8/12(8/24更新)

最近よかったもの。

 

 

ダウ90000 「なれそめ」「上司の話」

7/30 のテアトロコントで見たネタ4つのうちのふたつ。どれも面白かったけど特に好きだった。「なれそめ」は、後半の怒涛の展開も楽しいけど、前半がいい。しっかりとこそばゆい演技をしてくれるから見ているこっちが悶えそうになる。

 

口ロロ「00:00:00」「合唱 スカイツリー

また見知らぬ人のプレイリストから好きになった曲。口ロロは名前は知ってたけどちゃんと聴いたことがなかった。そしてこの「00:00:00」、もしかしなくてもままごと「わたしの星」に関係ある曲だよね!?と気づき、去年無料公開されてから勿体ぶって観ていないそれをそろそろ観なくてはと思った。

00:00:00

00:00:00

  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

合唱曲 スカイツリー

合唱曲 スカイツリー

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韓国ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」

ツイッターかなんかで見かけたこのドラマのカン・ギヨンの顔が好きすぎて内容も知らないまま反射的に見始めたんだけどおもしろい。カン・ギヨンは主人公の恋人役かと思いきや上司役なんかいと思っていた途端に出てきたカン・テオも素晴らしく顔がいい。カン・テオ演じるイ・ジュノの何がいいってリュックで出勤しているところ。一話の「ズン、チャ、チャ」のシーン、「カルテット」8話の

ちょっとだけ頑張るときってあるでしょ、住所をまっすぐ書かなきゃいけない時とか、エスカレーターの下りに乗る時とか、バスを乗り間違えないようにする時とか。白い服着て、ナポリタン食べる時。そういう時にね、その人がいつもちょっと、いるの。いて、エプロンかけてくれるの。そしたら、ちょっと頑張れる

だ!!!と思った瞬間に最後まで視聴することを心に決めた。このシーンだけじゃなくとにかくあらゆる演出が秀逸で、今後日常で回転扉やセンサーライトやブラインドを見かけるだけでドキドキしてしまうかもしれない。24日時点であと残すところ2話です。もう寂しい。

 

濱口竜介「親密さ」

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濱口監督作品を観るのはこれでもう6作目だ。この監督の作品は今、自分が抱えている混乱に一番近いところの話をしてくれていると思えるから確実に心の拠り所になっていて、また生きていく上で大切にしたい映画が増えた。上映時間が近いものでいうと「ハッピーアワー」があるけど、それよりも登場人物が自分と同世代なのもあってかのめり込んでしまった。今の自分はどうしてもリョウ(と、後半の演劇で彼が演じる役)に似ている気がして、インタビューでレイに詰められるシーンは苦しくなった。「(リョウは)変わらなくていい。そのままでいてほしい。でもそのままでいいと思ってもらうことはやっぱり変わることなんです」というレイのセリフ。「電車の詩」と「暴力と選択の詩」をいつでも読めるところにおいておきたいんだけどシナリオブックとかないんだろうか。

そして前半ラストの夜明けのシーン。柴田聡子「涙」じゃん、と思ったけど誰にも伝わらないかも。後半のあのラストはもう何もいうことがない。どう生きていたらこんな映画を生み出せるんだろう。これをアクターズスクールの修了作品として撮るなんて、これ以上のラブレターはないと思う。

 

ここまで。次は「初恋の悪魔」5話とIVE「After LIKE」の話がしたいです。