〜6/24

先月のブログを更新してから、割とすぐに祖父の体調が快方に向かい、母も実家との行き来が以前の頻度で済むようになった。そして自分はというと5月の半ばに初めてコロナにかかり、会社を丸々1週間休んだ。今は咳も治って元気。

最近よかったもの。

 

男性ブランココントライブ「やってみたいことがあるのだけれど」

横浜赤レンガ倉庫で鑑賞。コントの最後が次のコントにつながっていく珍しい構成。せいちゃんとかっちゃんのコントでは不意打ちに泣かされてしまった。演劇の界隈ではよくある演出なのだろうか、あれはずるい。今までお笑いライブを見ていて泣きそうになることはあれど、本当に泣いたことはなかったので自分でもびっくりした。2年前の単独ライブ「てんどん記」の「家族記」をみた時も感じたことだけど、平井さんの演技が醸し出す儚さに弱い。そもそも平井さん本人に優しい人特有の儚さがあると思ってる。

後からTwitterを見て知ったけど、同じ公演に片桐仁が観に来ていたらしい。2年ほど前ラーメンズに異常にハマり、毎日YouTubeにあがっているラーメンズのネタしか見ていなかった時期があり、男性ブランコを好きになったのも彼らのイズムを継承していると思ったのが理由の一つである自分にとって、同じ空間であのライブを観ていたというのは感慨深かった。

そして、男性ブランコのライブは、周りのスタッフ陣のホスピタリティの高さも好き。川名潤さんによるアートディレクションの美しさはさることながら、ライブの公式Twitterのテンション感も心地いいし、案内もいつもわかりやすい。今回は特に漫画でのレポートに愛を感じて嬉しかった。

 
 
 
 
 
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霜降り明星オールナイトニッポン 6/2

某「提言」を受けてのラジオ。古畑任三郎オマージュのオープニングが異常におもしろいかつかっこよくてradikoの(短すぎる)有効期限中に何度も聴いた。今からだとポッドキャストの音源が差し変わったものしか聴けないのが惜しい。私がお笑いにしっかりと興味を持ったのは、2019年に始まりたての「しもふりチューブ」にハマったのがきっかけで、お笑いの入り口は彼らだ。久々にANNを聴いたけど、ちょっともう誰も二人には敵わないですねと思った。

そして「霜降り同期芸人」も視聴。このタイミングの良さも二人がスターである所以。めちゃくちゃおもしろくて終始ゲラゲラ笑った。かもせらん。

YouTubeチャンネル「ゾゾゾ」

先月から始まった星野源のYELLOW MAGAZINE +に早速入会した。そこにあったインタビューの一つが、ゾゾゾのメンバーであり映像監督の皆口大地さんで、それをきっかけにハマった。星野源おすすめの「SIREN」回は確かに特にやばい。ゾゾゾはメンバーたちのテンション感が本当にちょうどよく、品があるところが好き。視聴者が感じとる恐怖心を邪魔せず尊重してくれる感じ。

youtu.be

映画「怪物」

この映画の感想がなかなか書ける気がしなくて、でも残しておきたくて、みたいに迷っていたのが今月なかなかブログを書けずにいた理由でもある。うーん。「よかった」と迂闊にいうのは何かしっくりこなくて、「巧かった」とか「凄かった」の方が近い。テクニック。そして相変わらずの田中裕子の気迫。本当にかっこいい俳優だと思う。

Bruno major  「We Were Never Really Friends」

ブルーノメジャーの久しぶりの新曲の知らせでリリースを楽しみに待ってたらこれがめちゃくちゃよかった。途中のギターのメロディに泣いてしまう。アルバムも早く聴きたい。

We Were Never Really Friends

We Were Never Really Friends

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MONO NO AWARE「泳げ!」@渋谷quattro

よかった。新曲も大好き、暫定「(個人的)今年の一曲」です。あんまり聴いてこなかった「そこにあったから」の良さに気づいて、この日からめちゃくちゃ聴いてる。

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やついフェス

土曜日に行ってきた。屋内だから暑くないし、人の多さももみくちゃになるほどではなくて心地のいいフェスだった。朝から諭吉佳作/men、七尾旅人、グソクムズ、Mega Shinnnosuke、新しい学校のリーダーズ、Laura day romance、スチャダラパー、トリのサニーデイ・サービス。豪華すぎ。グソクムズのライブが驚くほどよかったのが収穫だった。

EXO「Let Me In」

今月のベストオブMV。この曲からこの映像作れるのすごすぎるし、改めてSMエンタのクリエイティブが好きだなと思う。

youtu.be

カネコアヤノ@NHKホール

前日にネバヤンの六本木でのライブに行っていたので、二日連続の退勤後直行ライブ。この日は3階席。遅れて席につきステージを見ると、NHKホールの広いステージのど真ん中でこじんまりと光に囲まれて演奏するバンドの姿がオルゴールの中のミニチュアみたいでうっとりする。「明け方」のイントロ、ステージの真横から照明があたり影が長く伸びる演出があまりにも美しくて泣きそうになる。セトリも素晴らしくて、「こんな日に限って」から「わたしたちへ」の流れに涙が出た。

アルバムを聴き込んで自分の中でそれぞれの曲の印象が固まってからライブに行くと、アレンジやセトリから「彼ら(カネコアヤノバンド)はこの曲をこんな性格だと思ってるんだ... !私もそう思う...!」みたいに(勝手だが)会話できてしまう瞬間があり、今回は「こんな日に限って」をラストから二番目の曲に選んでくれること、そしてあんなアレンジで聴かせてくれることが嬉しくてたまらなかった。去年中野サンプラザでなかなかびっくりしたドラムの演奏も、今回は全く気にならず、むしろ「わたしたちへ」のアウトロでの大覚醒は聴いてるこっちが笑ってしまうくらいすごくて楽しかった。そろそろ独奏に行きたいな。

 

こうして書いてみるとめちゃくちゃライブに行っている。もう少し我慢して洋服代とかにあてた方がいい気がしてきた。本当は森、道、市場にも行く予定だったけどコロナで泣く泣くキャンセルした。来年はリベンジしたい。

 

 

 

 

 

少し前の話だけど、自分に辛いことがあった直後に会ってくれた友人が、飲んでる間何度も「話し足りないことない?」って聞いてくれたことがあった。その時はただただありがとうーと思いながら話し続けることしかできなかったけど、なんかあたたかくて嬉しくて度々思い出す。今思うと、彼女が過去同じような境遇にあったとき、どこまででもいつまででも話を聞いて欲しかったから、そうして私に聞いてくれたんだろう。当時私はそんなふうに聞いてあげられてたかな。わからないけれど。私ももし友人の誰かがそういう境遇になったら、どこまででもいつまででも話を聞こうと思った。

 

 

社会人生活は人に恵まれている気がする。自分がそこまで無理せずにいられているのはかなり奇跡だと思いつつ、その理由は勿論人に恵まれているのもあるが、私が割と「図々しく」いられるようになったのも大きいと分析している。誰かにはつまらないなとか真面目だなとか思われてもまた他の誰かにはそんなところも面白がってもらえるかもしれないし、とにかく以前よりも「こんな自分じゃだめだ」→「取り繕おう(として結局無理して空回る)」のムーブが減った。この図々しさってなんか加齢によるものだったりするんだろうか。あんまりにもやりすぎるとよくないけど、程よくこれを手なづけていきたい。勿論普通におもしろいなってなるべく思ってもらいたい気持ちもあるし。

自分の中で、社会人というものに警戒していたあまりハードルを低く設定しているからか、こういうふうに思えるだけで嬉しいのだけど、強いて悩みを言うなら創作について。クリエイティブ職として、仕事の他にも自主制作や個人の仕事を受けている人も多い中、やっぱりどうも自主制作に気持ちが向かない。まずは作るのが楽しいっていう感覚を取り戻したいけど、なんとなく義務感に気押されて萎れてしまう。でも作りたい、というか作った方がいいという気持ちも拭えなくて難しい。自分のこのブログで本を作ったりもしてみたいし、ゆくゆくは誰かの日記本のブックデザインもしたい。何から始めていけばいいんだろう?しばらくは悩み続けることになりそう。

 

 

 

久しぶりに書いたら長くなった。9月に行く韓国旅行が今から楽しみ。